データロガーで見るテスト結果。Vol.1(ロガー解析の巻)《アーカイブ記事》

(この記事は2011/9/16 に投稿された記事のアーカイブになります)

昨日のブログで、データロガーでの解析により見える部分がある!なんてことを書きましたが、思いのほか皆さんに気にして頂いているようで様々なご質問を頂きましたので、少しシリーズ的なノリで解説を続けようと思います。。まぁ実際にはブログを更新するネタ的な要素もあり、DMEのシリーズはどうなった!?という声も聞こえそうですが、こちらもよろしくお願いします。。

さて、画像は弊社が利用しているAim製(弊社ではEVO4というモデルをメインに使用しています。製品詳細のロガー解析のスクリーンキャプチャですが、いきなりグラフ画面を見せられても何がなんだかという方が大半だと思いますので、まずはグラフの見方を簡単に説明しますねっ。少々長くなりますが、しっかりとついて来て下さいよっ。。

今回キャプチャした画面では大きく4段に分けて表示しております。

1段目はホイールスピードです。Y軸がスピード(km/h)ですので上に行く程スピードが速いということになります。なお、ホイールスピードについて、良くグラフをご覧頂くと紫色のラインとオレンジ色のラインの2つが表示されていますが、ホイールスピードを4ch(右前、左前、右後ろ、左後ろ)でそれぞれ独立して記録した中の左右のフロントホイールスピードを表示しているからです。

ちなみにMINIでは4輪のホイールスピードの情報により車両制御されておりますが、皆さんがご覧になるスピードメーターにはリアホイールのスピード状況が表示されています。また、全4段ともX軸は距離(m)となりますが、このX軸については時間(Sec)に変えることも出来ます。

☆紫色のライン:右前のホイールスピード(km/h)
☆オレンジ色のライン:左前のホイールスピード(km/h)

2段目はエンジン回転数(rpm)です。Y軸方向に回転が上がって行くのでグラフが上に行く程、高い回転を表します。応用としては、X軸を時間に変えることでエンジン回転の“鋭さ”や“鈍さ”を比較することも出来ます。

☆黄緑色のライン:エンジン回転数(rpm)

3段目はドライバーによるアクセルペダルのポジションを表示しています。単位はパーセンテージ(%)。全開が100%で全閉が0%です。X軸が距離の場合はどの位置でアクセルを開けたのか、閉じたのかが分かります。

☆赤色のライン:アクセルペダルポジション(%)

4段目はステアリングアングルとブレーキプレッシャーです。青色のラインがステアリングで単位は(deg)。中立のポジションが0degとなり、ステアリングを左に切るとプラス方向(Y軸の上側)へ変化し、右に切るとマイナス方向(Y軸下側)へ変化します。ここではドライバーがどれだけステアリングを切り込んでいるか、修正舵を行なったかなどが分かります。

また、オレンジ色のラインはブレーキプレッシャーで単位はバール(bar)。ドライバーがどれだけの強さで、どのくらいの距離(時間)ブレーキを踏んでいたのかを圧力で表示しています。ブレーキを素早く強く踏んだ場合グラフがY軸上方向に強く立ち上がり、ゆっくり踏み込んだ場合はグラフの上がり方が穏やかになります。さらに、今回は表示していませんが、ホイールスピード同様にホイール毎のブレーキ液圧も4chでのロギングを行なうため、入力されたブレーキプレッシャーに対して4輪のブレーキプレッシャーがどのように働いているかも確認することが可能です。これにより、ABSが作動した際などは、どのタイヤからどのような状況で介入したかが分かる様になります。

☆水色のライン:ステアリングアングル(deg)
☆オレンジ色のライン:ブレーキプレッシャー(bar)

どうでしょうか?何となくは理解出来ましたかね。。今回表示させているのは上記の項目ですが、実際にロギングを行なっている項目は他にも沢山あり、テスト内容によって確認する内容が異なりますので、表示させる項目を常に切り替えて使用しています。また、GPSを利用してのコースラインのトレースなども行なっている為、「何周目のどこどこのコーナーで。」といった車両状態についても細かくチェックすることが可能です。

それでは、次回は実際に走行データの比較をご紹介しますのでお楽しみにっ♪

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