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アッパーマウント《アーカイブ記事》

2020.5.14

(この記事は2009/12/16 に投稿された記事のアーカイブになります)

試行錯誤を繰り返したアッパーマウントがようやく仕上がりました。拘った形状設計が実際の形になると高級感さえ生まれます。良く言われる“機能美”というヤツですね。今回は汎用設計という事で、機能とクリアランスとの戦いで苦労しましたが、とても満足いくものになりました。製品版の取付第1号車は今週の日曜日に作業予定です。限定数はR50シリーズ及びR56シリーズ各5台分ですが、残りあと僅かとなりました。ご検討中の方はお早めにどうぞ。

以前、開発中の際に詳細をブログに書きましたが、お店のリニューアルの都合で消してしまったまで、参考までに再度製品の特徴を紹介しますね。

当アッパーマウントは、純正のアッパーマウントを利用する、ほぼ全てのサスペンションキットへの装着を可能としています。今までに汎用のアッパーマウントはいくつか見ましたが、車高変化等をともなったり、材質や構造上重かったりと、様々な弊害をもたらすものがほとんどでした。
車高変化については車高調であれば大丈夫では?という方もおられると思いますが、全長調整式でない限り、車高を上げる際にはプリロードを掛けることとなり、当然1G状態でのストロークは変化してしまいます。逆に車高を下げる際にも、バネの遊びやネジピッチ幅の問題もありますし、場合によってはバンプストロークが確保出来ずにバンプタッチというケースも考えられます。車高調といってもメーカーが推奨する適正な位置で使用することがバランスを考えると最適だと思います。
装着はしたけれどバランスを崩してしまうのでは本末転倒ですので、弊社では純正アッパーマウントの寸法を考え、装着後も車高変化なく使用出来る構造としました。また、ピロボール部には信頼の“ミネベア社製”を採用し高耐久を実現。ガタつきなどの心配はありません。

もうひとつの特徴としては、キャンバー調整機構を設け、アッパーマウント天面に対してツラにすることにより多くのセッティングが可能となります。ただし、純正のスプリングアッパーシートを使用する際は、車体側に干渉する恐れがありますので、極端な調整は直巻きスプリングを採用するサスキットでの使用を推奨します。
マウントのピロ化はキャンバー調整することを目的のようにお考えの方も多いように思いますが、純正のウレタンマウントでのストローク及びヨー方向への逃げを抑制しダンパー本来の減衰力を発揮させる為には必要不可欠なアイテムとなります。

*キャンバー調整機能付き 汎用フロントピロアッパーマウント 1台分 ¥74,256 Taxin
*R50シリーズ及びR56シリーズともに限定5台
*参考取付時間 約2時間 (※装着後はアライメント調整必須)

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